専門家向け勉強会のお知らせ (3/5 更新)

(3/5 更新)

 3月4日(土)に無事開催することができました。ご参加いただいた方、お知らせにご協力いただいた方、ありがとうございました。

 次回は6月上旬を予定しています。詳細については3月中にはお知らせできる予定です。よろしくお願いいたします。

(2/20 更新)

 こちらの勉強会ですが、最小開催人数を大きく超える申し込みを頂きました。無事開催できることに安心するとともに、お申し込み頂いた方、お知らせにご協力頂いた方に本当に感謝しています。

 募集は引き続き継続しています。認知行動療法に関心のある方、復習したい方のお申し込みをお待ちしています。

勉強会について

 専門家向け勉強会のお知らせです。これまで限られたメンバーで実施してきた認知行動療法(CBT)の勉強会を少し外部にも開いていく試みを行います。

 認知行動療法について、心理職であれば一度もその名前を聞いたことがない人はいないと思います。しかし、その知名度に反して心理士の養成課程において必ずしも詳しく学ぶ対象ではありませんでした(もちろん大学院やゼミによってはその限りではありません)。自身を振り返ってみても、大学院生の頃には現場でどのように使われているかを知れる研究会に参加するには他県まで行く必要がありました。同じように、教科書的な知識以上には学ぶ選択肢がないまま現在に至っている方もいるのではないでしょうか。

 また、そのような環境では、今現在臨床現場で認知行動療法を実施している方でも、身近にはその話題を共有できる人がいないことも珍しくありません。

 一方、コロナ禍をきっかけとしてオンライン研修が充実したことで、結果的に以前よりも学びやすくなったとも言えそうです。世界中ネットにさえ繋げられる環境であればどこに住んでいても質の高い学習ができるようになったことは望ましい変化でしょう。

 そうした新しい流れを歓迎した上で、各地域ごとにアクセスしやすい、その必要があれば対面で集まることもできるような学びの場もあることが今後の理想ではないかと思います。そうしたローカルな試みとして、愛知県内在住、勤務の方に限定して参加者を募りたいと思います。

 いわゆるセミナー的な「明日から使えるものを教えてもらう」場よりも、基本を振り返りながら些細なことに思える疑問や素朴な感想も発信しやすい場にしたいと考えています。すでに臨床で使用している方は日々の実践を振り返る機会に、これから勉強したいと思う人にとってはそこからより専門的な学びに向かったり、自分なりの取り入れ方を模索したりする入口にできればと思います。

第1回内容

 さて、ここからは初回の内容を紹介します。初回では「理論と技法の前の認知行動療法」と題し、理論や技法の話の前に知っておけると理解が進みやすくなることについて取り上げます。

 具体的には、
・現在、「CBT」と呼ばれているものは何か
・CBTはどのように「役に立つ」のか
・CBTを支えている価値観
・どうような面接が「CBTをやっている」と言えるのか
といった内容について、西知多こころのクリニックの服部正嗣先生を聞き手に話します。

 参加者は質疑応答の時間はもちろん、チャット機能を使って意見を述べたり質問したりすることができます。

 行動療法、認知療法、認知行動療法といろいろな名前があるのはどうしてでしょうか。なぜ、認知行動療法を学ぼうとすると強化や弱化といった馴染みの薄い話が出てくるのでしょうか。入門書の技法をそのまま適用しようとして上手く行かないのはどうしてでしょうか。そうした基本的なことから取り上げたいと思います。

 初回ということもあり通信テストも兼ねていますので、参加費はできるだけ抑えています。単回でのご参加も歓迎です。よければご検討ください。

 下記の概要をご確認の上、リンクのgoogleフォームからお申し込みをお願いします。ご不明な点はmeitocbtアットマークgmail.comもしくはこのサイトの問い合わせフォームから送ってください。

概要

・日時: 23年3月4日(土) 16:00~19:00(最長)
・形式: Zoomを利用したオンライン形式

・テーマ: 理論と技法の前の認知行動療法
・発表: 東 稔史 (名東カウンセリングルーム)
・聞き手: 服部正嗣 (西知多こころのクリニック)


・対象: 愛知県在住または勤務の臨床心理士および公認心理師、心理系大学院生
・最小開催人数: 3名
・参加費: 500円 (ご入金先についてはお申し込み受付後に案内いたします)

お申し込みはこちらから